テフロン加工が有害ってデマ!?使用による影響とフライパンの安全な使い方

テフロン加工が有害ってデマ!?使用による影響とフライパンの安全な使い方

一般の家庭には非常に馴染の深いフライパン

「テフロン加工」と言えば誰もが一度は聞いたことがあるのでは!?

そのテフロン加工の鍋やフライパンを使うと「危険」「体に良くない」って言われてるのは知っていますか?

それは本当なの!?

コーティング加工のフライパンや鍋は非常に人気がありますが

それが体に悪いもの…となると

今まで普通に使っていたのに…

少し怖くなりますよね!?

テフロンのついて色々調べてみました。


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テフロンとは

テフロンって簡単に言うとフッ素樹脂の一つで、商品名なんです。

また一般的に認識されている情報で

テフロンはアメリカのデュポン社の特許

テフロン加工はデュポン社の商標登録

テフロン=デュポン社

というのが有名ですよね!?

色んなサイトでもそう表現されていますが、違います!

違う!?

違わないけど違うw

以前は確かに「テフロン」はデュポン社の製品名でした。

しかし現在はアメリカのケマーズ社の商標登録に変わってます。

ケマーズ社とは元はデュポン社の子会社として運営を始め

2015年にデュポン社から独立

その際に「テフロンの商標」を始め

技術や人材、知的財産なども全部もケマーズ社に移されたんです。

なので「テフロン=デュポン社」は古い情報になります。

 

テフロンの危険性!どうして危険と言われているのか?

加熱しすぎると有毒なガスを発生させる

PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)というフッ素樹脂の一種がありますが

このPTFEを使用したフライパンでは「空焚きは絶対にNG」です。

PTFEの使用可能温度は日本では300℃以上となっているのに対して

アメリカでは260℃、ドイツでは230℃までとされています。

国の規定に照らし合わせて設定している使用可能温度で

各国がそれぞれ設定しています。

フライパンは加熱して使用するので注意が必要になります。

空焚きがNGだというのは理由があります。

2~5分間空焚きするだけで400℃前後まで温度が上昇します。

そうなるとPTFEからは有毒ガスが発生することが報告されています。

PTFE の場合、315~375℃で加熱した時の生成物を吸引した場合に

インフルエンザに似た症状を示すとされています

引用:内閣府が設置した食品安全委員会によるファクトシート

https://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/f02_fluorocarbon_polymers.pdf

有害ガスが発生するのはフライパンの温度がかなり上がった状態になった場合であり

加熱していない状態では危険性は全くありません。

またコーティングが剥がれその薄片を気づかないうちに体内へ入れてしまっても

体に吸収されることはありません。

そのまま排出されるので体に影響を及ぼすことはないのです。

 

PFOA(パーフルオロオクタン酸)の発がん性・危険性

PFOA(パーフルオロオクタン酸)とはフッ素樹脂を作るときの補助剤です。

自然界には存在せず、人工の化学物質です。

2005年にアメリカ合衆国環境保護庁がPFOAにおける危険性を指摘しました。

人の体内へ入ると分解、排出されにくく

発がん性等が懸念されると報告したのです。

 

PFOAの環境影響について

PFOAは人口の化学物質であり、自然界には存在しない物質です。

ですから自然界で分解されたりすることがなく

そのまま残存してしまう可能性があり、環境への影響が懸念され続けています。

 

そこでアメリカでは2000年、ヨーロッパでは2006年より

PFOAの全廃に向けて使用自主規制が行われました。

今ではメーカーのほとんどが99.9%削減できています。

 


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テフロンは危険なの?

フッ素樹脂(テフロン)自体、人体に影響はありません。

しかし使用方法を間違えると危険です。

フライパンを高温、加熱し過ぎると有毒ガスが発生する可能性がある

というのは否定できないからです。

通常のフライパン使用温度は180℃前後です。

通常使用で有毒ガスが発生する温度まで上昇することはほとんどないと言えます。

またテフロンは医療材料にも使われる安全なものです。

毒性、有害であるなら医療系機関での使用は不可能ではないでしょうか。

 

テフロン加工の安全な使い方

必ず守らなければならないのは

・空焚きしないこと

・高温での調理はしないこと

有毒ガスが発生することは先にも説明しました。

基本的に強火での調理はNGです。

これはフッ素樹脂(テフロン)加工のフライパンだけのことではありません。

鍋やフライパンの変形やコーティングの劣化など様々な影響が出てしまいます。

 

まとめ

たしかにテフロンが危険な側面を持ち合わせているというのはわかります。

でも使い方や内容を知らずに

「テフロンは危険」というイメージが先行してしまっているような気がします。

先にも話しましたが、テフロンは医療材料にも使われています。

・耐熱性

・非粘着性

・低摩擦

・滑り性

・耐薬品性

・耐蝕性

テフロンコーティングにはたくさんの特徴、メリットがあり

その使い勝手の良さは今でも一般家庭にニーズがあります。

今でもたくさんのメーカーが販売しています。

使い方さえ理解していれば「危険」ではありません。

気になる方はPFOAフリーのフライパンや鍋を選ぶのがベターですね。

昔に比べ今は技術も進歩しているので

コーティングの特徴を生かしたまま

有害になりうる物質を使用しないフライパンがたくさんあります。

心配な方はそういうものを選ぶと良いかと思いますよ!!

PFOAフリーの健康フライパン PENTA&ruhru(ルール)


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