あなたは適当に安い鍋を選んで使ったりしていませんか?
鍋なんて適当やつで大丈夫…な~んて言っていると大変なことに!
鍋はどの素材も一長一短がありますが
その中でも比較的新しいセラミック素材は需要を伸ばしている素材の一つです。
しかしセラミックって何?
コーティングってフッ素樹脂やテフロンが有名どころ…
知らなかったコーティング剤の特徴、知らないと怖い鍋の使い方をお伝えします。
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鍋のコーティング・一般的な3つの〇〇加工の違い
鍋には様々な種類があります。
アルミや鉄など素材をそのままの状態で使用する鍋もありますが、家庭で使用されている一般的な鍋は表面に特殊な加工が施されているものが多いのではないでしょうか。
鍋のコーティングには一体どういったものがあるんでしょうか?
フッ素樹脂加工
鍋の表面をフッ素樹脂で覆ったものです。
一般家庭で最も多く使用されている鍋やフライパンの一つではないでしょうか。
料理を全くしない人でも名前くらいは聞いたことがあるのでは?
フッ素樹脂の特徴は摩擦係数が格段に小さく、表面に触れているものは良く滑ります。
汚れが付着していてもすぐに洗い流せるのでお手入れがとても簡単で、撥水性にも優れています。
また比較的価格がリーズナブルという魅力もあります。
しかしフッ素樹脂の耐熱温度は高くはなく、強火で調理したり金属製のヘラ等で擦る、使用後急激に冷やす等の使い方をするとコーティングが剥がれやすくなってしまうことから、耐久年数が短い消耗品のような扱いになってしまいます。
テフロン加工
フッ素樹脂を2層にコーティングしたものです。
基本的にはフッ素樹脂加工の性質と同じであるが、テフロン加工は2層コーティングになっている為、フッ素樹脂加工のものより強度、耐久性に優れていると言えます。
しかしながらフッ素樹脂加工に変わりはないので耐熱性の低さや傷がつきやすいなどの難点はどうしても残ってしまいます。
※マーブルコートやダイヤモンドコートといったものもありますが、これもフッ素樹脂加工の一種です。特殊な加工を施し強度や耐久性をあげたものです。
セラミック加工
陶磁器の一種ですが、高温処理を施し焼き固めた無機質の素材を使用したものとでも言いましょうか…
と言うのも金属、非金属に限らず、粘土や石、ホーローやガラスなど様々な素材の総称としてセラミックと言われているため、素材の定義が非常に難しいのです。
比較的新しい素材ではあるが、その機能性、安全性の高さから信頼のある素材の一つであることは確かでしょう。
知ってた!?フッ素加工(テフロン加工)の危険性
その使い勝手の良さが一気に市場に火をつけ
一般家庭に多く普及しているフッ素樹脂加工(テフロン加工)の鍋ですが
PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)というフッ素樹脂の一種が成分の約6割を占めています。
このPTFEは加熱し過ぎると熱分解生成物を発生させます。これが有毒ガスです。
PTFE の場合、315~375℃で加熱した時の生成物を吸引した場合にインフルエンザに似た症状を示すとされています。
引用:内閣府が設置した食品安全委員会によるファクトシート
https://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/f02_fluorocarbon_polymers.pdf
また、PFOA(パーフルオロオクタン酸)という自然界には存在しないこの人工の化学物質は
フッ素樹脂を作り出すときの補助剤で使用されています。
この物質は人工的に生成された物質であることから人間の体内に入ると体外へ排出されにくく、毒性が高いのではないかと懸念され続けてきました。
そこで海外では2006年より自主規制が行われ
現在ではほとんどのメーカーで99.9%は低減できています。
関連記事:「テフロン加工が有害ってデマ!?使用による影響とフライパンの安全な使い方」
決してフッ素樹脂加工(テフロン加工)の鍋を使ってはいけないなんてことはありません。
空焚きは厳禁であり、使用する際は必ず中火以下で使用する。
表面のコーティングが剥がれないよう気を付ける等と適切な使い方が出来れば十分安全です。
しかしながらどうしても「有毒ガス」「体に害があるかも」
という不安要素が払拭できない方にはセラミック加工の鍋がおすすめです。
セラミック鍋の特徴
出典:http://www.gsw-japan.com/shopbrand/ceramica-kb/
耐熱性
セラミック加工の鍋の耐熱性は非常に高く、約400℃以上と言われています。
一般家庭の調理で400℃以上になることはそうそうありません。
高硬度
非常に摩耗に強く丈夫であることから比較的傷がつきにくい素材です。
金属製の調理器具の使用も問題はありませんが、コーティングを傷つけてしまう恐れがありますので、私はおすすめしませんw
機能性
酸やアルカリにも強く、酢を使った料理や保存にも向いている素材です。
焦げ付きにくくお手入れがしやすい点は言わずと知れたセラミックの宣伝文句です。
セラミックは耐熱性、高硬度、機能性に優れた素材ではありますが、陶器と同じように衝撃には弱く、丁寧に扱わなければなりません。また使い方にも注意が必要です。
セラミック鍋の使い方
セラミック鍋は「焦げない」「こびりつかない」が宣伝文句ですが、セラミック鍋・フライパンを買った多くの人が「焦げた」「こびりついた」などと製品への不満を持っているようです。
それはなぜかなのか。。。
販売元が嘘を並べているわけでは決してありません。
鍋、フライパン、その他何でもそうですが、物には使い方があります。
油ならしの必要性
セラミック鍋は使う前に油ならしという作業が必須です。
鍋の表面には無数の細かい穴があり、そこに油を埋めておくことが大切です。
表面に薄い油の膜を張るイメージです。
★油ならしの手順★
1.鍋を弱火で30秒程加熱する
2.火から下ろして鍋に大さじ一杯の油を入れる
3.キッチンペーパー等で鍋にまんべんなく油を馴染ませ、残った油は捨てる
油ならしは定期的に行なうようにしてください。
・一番最初に使う前
・1か月に1回程度のお手入れ
・熱湯で洗浄した後、食洗器などで洗った後。※食洗器の使用は控えた方が良いでしょう
また調理をする際、必ず油を引くことが重要です。
油を引くことで初めてセラミック加工のメリットを最大限生かすことが出来ます。
火加減は中火以下
セラミック鍋の耐熱性は約400℃以上と言われています。
しかし急激な加熱はコーティングを劣化させる原因に直結します。空焚きは極力避けた方が良いでしょう。
水気は拭き取る
調理する際に鍋底に水気が残っているとなかなか鍋が温まらず、調理に時間がかかってしまうことがあります。
特にIHで使用する際は気を付けてください。
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セラミック鍋のお手入れの仕方
お手入が簡単というセラミック鍋ですが、もし焦がしてしまったり、汚れがこびりついてしまったらどうすれば良いのでしょうか…
汚れはどうやって落とすの?
セラミック鍋は急激に冷やすとコーティングに余計な負荷がかかるため、焦げ付いた汚れは熱いうちに拭き取るようにしましょう。
また洗う際はある程度冷めてから洗うようにすることが大切です。
頑固な汚れの場合は、鍋に水を沸騰させ、汚れを浮かせてから洗ったり
中性洗剤をぬるま湯を混ぜ浸け置きしてから洗うなどの方法で試してください。
大抵の汚れは落ちます。
コーティングが傷つかないようにするには?
たわしや金属製のスポンジ、調理器具、また研磨剤入りのスポンジや洗剤、塩素系漂白剤は使わないようにしてください。
コーティングの劣化を招く要因になります。
当サイト一押しセラミック鍋
出典:http://www.gsw-japan.com/shopbrand/ceramica-kb/
GSW JAPANのセラミカコバルトブルー
機能性の良さは抜群!!
もちろんIH対応で、セラミックの利点を最大限に生かした作りになっています。
またコーティング剤に上記で説明した人体に有害なPTFE・PFOA未使用で安心です。
最大の魅力は10年保証!
10年保証の内容には条件がありますので公式サイトをご確認下さい
公式サイトはこちらから⇒【PENTA&ruhru(ルール)】
まとめ
セラミック加工の鍋の機能性や安全性をお伝えしました。
使用する前の油ならしや定期的なお手入れ、火加減に注意しなければいけませんが、そこをクリアできれば非常に心強い鍋です。
お手頃なフッ素樹脂加工やテフロン加工の鍋にまだまだ不安が残るあなたにセラミック加工の鍋はぜひおすすめです。
公式サイト⇒【PENTA&ruhru(ルール)】
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